介護職をめざしたきっかけ
- 結婚をして自分の両親と同居することになった時、いずれ親の介護をするんだなと考えました。当時は事務職として働いていましたが、介護について学びたいという思いがあり、病院でお年寄りと会話をするボランティアに参加しました。ほかにも、介護について色々と調べるなかで、ヘルパーの資格は働きながら勉強できることを知り、休日を利用してヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)の資格を取得。このように介護に対する意識をもっていましたが、実際に介護職についたのは、自分が病気になり事務職を辞めたのがきっかけです。その頃は親も高齢になっていましたので、今後のため、資格を取得しただけではなく、実際に介護の仕事に携わってみようと思い挑戦しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 利用者様一人ひとりの能力を理解し、看護師やケアマネジャー、理学療法士などの他職種と連携し、ケアプランを実行していくのが私たちの仕事です。職員全員が同じ目標の元にケアを行い、利用者様が楽しく穏やかに過ごせる環境作りを常に心がけています。日常生活のなかでも、食事やトイレでの排せつは最も大切なことです。徐々に身体の機能が低下していくなかでこのような日常動作を行うことは難しさもありますが、なるべく残存能力を生かせるように支援させていただいています。
やりがいを感じる時
- 利用者様との信頼関係を築くことができ、笑顔を見せてくれたり、優しい声かけをしていただいたりした時です。もちろん大変なこともありますが、そんな時はとてもうれしく、一番やりがいを感じます。また、法人全体で職員の資格取得にも力を入れており、キャリアアップを後押ししてくれます。私も、働きながら介護職員実務者研修や喀痰吸引研修を修了するなど、常に介護知識の向上を心がけています。ほかにも、専属の音楽療法の先生がいて、毎日必ず音楽を楽しむ時間があるのもこの施設の魅力です。先生もとっても明るくて、利用者様に人気がありますよ!
今後の目標
- 私自身の目標は、まずは介護福祉士の資格を取得することです。そして、主任として後輩職員の教育指導をする立場でもありますので、それぞれの介護技術が向上するよう工夫をしていきたいですね。人それぞれ得意なことや不得意なことが違い、仕事を覚えるペースも変わってきます。焦らず、長い目で見て一人ひとりに合った教え方をすることで、介護の仕事の良い部分に気づける環境を作りたいと思っています。介護は人と向き合う仕事ですので、日々変化があり臨機応変な対応が求められます。例えば、利用者様がイライラしている時、穏やかな気持ちになっていただくためにどうやって向き合うのかなど、自分が後輩のお手本となっていきたいですね。