ブックタイトル介護情報冊子2号

概要

介護情報冊子2号

コミュニケーションQA利用者様と信頼関係を築くのに大切なことは？●時間の許す限り利用者様のお話を聞いたり、冗談なども交え声掛けをするようにしています。話しやすい環境を作れば、利用者様からも言葉をかけてくれるようになります。●気持ちを伝えられない方の場合は、表情や動きを観察し、こちらから適切な時に声を掛けることが大切です。●人生の先輩ということを忘れず、その方の今だけではなく生活歴を知ること、相手の方を知ろうとする気持ちが大切です。●相手と同じ立場になって考え接していくこと。利用者様に寄り添った対応をすることで、自然と信頼関係は築けていくと思います。QA利用者様のご家族の方との関わり方のコツは？●面会時にあいさつをして顔を覚えてもらい、帰り際もお礼の言葉を伝えています。接遇をしっかり行うことでご家族とも信頼関係が芽生えると思います。●利用者様が日常生活でできたことや、行事などに参加し笑顔がみられたことなど、プラス面を積極的に話し、ご家族に安心してもらえるようにしています。●身体介護は職員ができても、精神面の支えはご家族が基本だとお伝えし、役割を持ってもらうようにしています。不安QA利用者様の最期を見届ける際の対応が不安。●どんなに頑張っても「これでよかったのか」という思いが毎回残ります。しかし利用者様やご家族が「ここで生活できて良かった」と少しでも思っていただけるように、精一杯働いています。●利用者様の最期を見届けるのは辛いですが、後悔のないぐらい関わることができ、穏やかな最期が迎えられたなら、介護職員としてとても光栄なことではないでしょうか。出会いと別れの繰り返しの中で、人としても成長ができる素敵な職業だと思います。●悲しい思いなどは、特によく関わらせていただいた方ならなおさら強くなります。そんな時はご家族や同僚と気持ちを話したり、聞いたりするなど、分かち合うようにしています。QA学校で実習してきたことが、本当に現場で通用するのか不安。●利用者様の個性は一人ひとり違うため、教科書どおりにはいきませんが、学校で学ぶ「基本」があってこその「応用」です。服の着脱ひとつでも着患脱健がわかるだけでも大きな差になります。●実習での経験はムダではありません。先輩の介護職員などから指導やアドバイスを受けながらいろいろ経験していく中で、だんだん自信がついてくると思います。●失敗をおそれず、一人で悩まず、先輩に相談しながら、教えてもらいながら、現場で頑張ってみてください。介護はチームケアであり、自分一人でやるものではありません。06 Care Information magazine社会福祉法人慶睦会・社会福祉法人岐協福祉会・社会福祉法人美谷会・公益社団法人地域医療振興協会・社会福祉法人豊寿会・医療法人社団登豊会・株式会社笑顔いちばん・